主翼の先端の小さな翼「主翼端翼」が果たす大きな役割 | 航空券ドットネット

JR新幹線特集

LCCコラム

vol.33 主翼の先端の小さな翼「主翼端翼」が果たす大きな役割

「主翼端翼」とは

現在、多くの飛行機の主翼の先端には、上方に向かってピッと立った「主翼端翼」があります(例:ボーイング737NG、エアバスA320neoなど)。これは、飛行機の空気抵抗を軽減するために装着されるものです。その仕組みについて、ここで詳しく紹介しましょう。

主翼端翼は「翼端渦」を防ぐ

飛行機の主翼に流れる空気は、その上部と下部で速さが違います。上部には早い速度で風が流れ、下部には遅い速度で空気が流れ、「負圧」というものが生まれ、これが飛行機を浮かび上がらせる「揚力」になっています。

しかし、主翼の先端部分では、下から上へと空気が逃げてしまい、空気抵抗を生む「翼端渦」が発生します。それを抑え、上手に拡散させるのが、ウィングレットやシャークレットなどと呼ばれる主翼端翼なのです。

気流が翼の下面から上面へ向けて回りこむ「翼端渦」は、翼を後方に引っ張り、大きな空気抵抗を生みます。飛行機が前へ進もうとする力を妨げるので、昔から、「翼端渦」に関しては、対策が考えられてきました。

そして作られたのが、主翼端翼というわけです。主翼の先端でピッと立った端翼には、厄介な気流の渦を前向きの揚力(推力)に変える力があります。これによって、消費燃料も3〜5%程度節約できるのです。

鳥の翼の形状から考えられた形

ウィングレットやシャークレットと呼ばれる主翼端翼は、鳥の翼の形状から考えられた技術だと言います。実際、鷹や鷲の翼の形状をよく見てみると、翼が先端部分で上方に向けて反りかえるようになっています。あのライト兄弟も、飛行に関して基本的な部分は、鷹から教えてもらったと言います。実に何事も、自然界から人が学ぶことは多いのです。

公園で子どもたちが飛ばしている紙飛行機も、よく飛ぶものは、翼の先を少しだけ上に折り曲げていたりします。そうすると空中を舞いながら、風を味方につけ、飛行機が安定して長く飛ぶことを、子どもたちも「何となく」ではあれ、知っているわけです。

主翼端翼は、離れて見ると主翼の圧倒的なスケール感から比べると、小さなものに見えます。しかし、実際にはその大きさは相当なもので、約2.5mほどあります。ちなみに、飛行機だけでなく、風力発電用の風車の翼の先端部分などにも(やはり空気抵抗を小さくする目的で)、同様の工夫が見られることがあります。

更新日:2017年5月8日
前のコラムへ
LCCコラム
観光旅行用語集
キャンプ沖縄・北海道
OIL&VINEGAR

おススメ情報 Recommend Information

格安航空券
国内格安航空券を一括検索!複数の航空会社から最安値を比較
国内格安ツアー
全国の国内格安ツアーやJR新幹線格安ツアーを比較・検索
新幹線 格安ツアー
JR新幹線格安ツアー!宿泊付き新幹線パック格安比較・検索
国内格安ホテル・旅館
日本全国のホテル・宿・旅館から厳選されたプランをご紹介。
国内LCC航空券
国内LCC(格安航空会社)航空券をまとめて検索
空港送迎タクシー
自宅から空港へ!空港から目的地へ!事前予約で安心の定額空港タクシー
格安レンタカー
全国4000店舗のレンタカー会社を比較して予約!「旅レンタカー」
旅のアウトレット
沖縄ツーリスト
京王観光バス旅

SSLとは?